Q. 4歳の男児を持つ母親です。育児書を見ると、「子どもはほめて育てよ」と書かれているものがありますが、実生活ではほめるより怒鳴りながら怒っている毎日です。余裕を持ってほめることができませんし、どんなふうにほめていいのかわかりません。


A.ひとには、ほかのひとに認められたいという「社会的承認欲求」があるとされています。ほめられることで、子どもは情緒や社会性を育てるともいわれます。

ただ、「ほめる」のは、案外と難しいものです。同じようにほめても、子どもはいつの間にか喜ばなくなったりします。ほめ言葉が、子どもの発達段階に合っていないことも一因です。

子どもの発達に応じた対応を紹介しますので参考にしてみてください。

<例>マル、できた、ピンポーン

<例>お兄(姉)ちゃんだね

<例>好きなんだよね、面白いよね

<例>早い、いちばん、偉いね

<例>うまい、すごーい

多くのお母さんが、ほめられない自分に悩んでいます。ただ親は子に、あぶないこと、いけないことを教える必要があります。「ダメ」と注意することは親の大切な務めでもあります。「よいこと・いけないこと」をきちんと教える、子どもの話をしっかり聞くことも、ほめるのと同じに大切です。

<担 当>湯汲英史
1953年生 早稲田大学 第一文学部 心理学専攻卒
(社)発達協会 常務理事 心理・言語担当 言語聴覚士 精神保健福祉士 早稲田大学客員教授